ミャンマー現地情報ヤンゴンナウTOPへ
ミャンマー現地情報 ヤンゴンナウ
ミャンマー基本情報 国内線、バス、列車情報 ホテル情報、予約 ミャンマー旅行手配 文化紹介 ミャンマーを読む、聴く ミャンマーからの最新情報 その他サービス
ミャンマーから毎日お届けする街角ニュース ミャンマーの作家から 日本人によるエッセイ ミャンマー最新ヒットチャート
ヤンゴン・ナウとは?

Essay by Suzuki Yoshio          
鈴木 芳雄のエッセイ
26 鈴木教授のマンダレー滞在記 その18 2001/9/2
25 鈴木教授のマンダレー滞在記 その17 2001/9/2
24 鈴木教授のマンダレー滞在記 その16 2001/8/28
23 鈴木教授のマンダレー滞在記 その15 2001/7/15
22 鈴木教授のマンダレー滞在記 その14 2001/6/28
21 鈴木教授のマンダレー滞在記 その13 2001/6/28
20 鈴木教授のマンダレー滞在記 その12 2001/4/12
19 鈴木教授のマンダレー滞在記 その11 2001/3/10
18 鈴木教授のマンダレー滞在記 その10 2001/3/7
17 鈴木教授のマンダレー滞在記 その9 2001/1/8
16 鈴木教授のマンダレー滞在記 その8 2001/1/8
15 鈴木教授のマンダレー滞在記 その7 2000/12/16
14 鈴木教授のマンダレー滞在記 その6 2000/12/16
13 鈴木教授のマンダレー滞在記 その5 2000/12/16
12 鈴木教授のマンダレー滞在記 その4 2000/10/5
11 鈴木教授のマンダレー滞在記 その3 2000/9/11
10 鈴木教授のマンダレー滞在記 その2 2000/8/8
9 鈴木教授のマンダレー滞在記 その1 2000/8/8
8 鈴木教授のヤンゴン日記 その5 2000/7/4
7 渡面後の近況報告 2000/5/9
6 鈴木教授のヤンゴン日記 その4 2000/5/4
5 鈴木教授のヤンゴン日記 その3 2000/4/5
4 鈴木教授のヤンゴン日記 その2 2000/3/22
3 鈴木教授のヤンゴン日記 その1 2000/3/8
2 日本への手紙(番外編) 2000/2/23
1 鈴木教授のヤンゴン日記(過去編)
--その1--
2000/2/22
マガジン
ミャンマー便り
ミャンマーリポート
エッセイ
ヒットチャート
ヒットチャート
アルバム紹介
マガジントップへ
エッセイ
2004/10/15
ミャンマーエステ/マッサージ体験記-エロス編

2004/7/8
ミャンマーエステ/マッサージ体験記-L'ESPACE編

2004/6/17
ある日本軍兵士の慰霊碑

2004/4/22
ガパリビーチを楽しむ

2004/3/30
グエサウンビーチ紀行

2004/2/25
ミャンマーで働くことを選んだ理由 中編

2004/2/25
ミャンマーで働くことを選んだ理由 前編

2004/1/5
City FM 出演

2003/4/16
ザップエ

2003/2/9
ラッペイエの作り方教わったよ

まちのティーショップしらべ / バンブーハウス

2003/2/3
まちのティーショップしらべ / モダン

まちのティーショップしらべ / トウキョウシンジュク

2003/2/1
まちのティーショップしらべ / モーニングスター

まちのティーショップしらべ / ラーイエッ

2003/1/27
まちのティーショップしらべ / ユミコ

まちのティーショップしらべ / サンカフェジュニア

2003/1/24
まちのティーショップしらべ / セインティンチャ

まちのティーショップしらべ / レッユエッスィン

2003/1/16
まちのティーショップしらべ / ラッキーセブン

まちのティーショップしらべ / はじめに

2003/1/12
障害を乗り越えて

2002/12/31
ビルマに野球を

2002/12/16
歴史カードを使わない国ミャンマー

2002/12/5
ビヤガーデンの楽しみ方 (2)

2002/11/17
ビヤガーデンの楽しみ方 (1)

2002/11/13
泥棒を招き入れた話

2002/8/6
ある若い夫婦の物語

2002/3/12
ジョウピンター村に行く4

ジョーピンター村に行く1〜3

2001/10/11
テテモウの謎 2

2001/10/9
象の足

水が出た!

エッセイページのトップへ

鈴木教授のマンダレー滞在記 その4
by 鈴木 芳雄

 朝5時、外は未だ真暗、荷馬車が響かせる蹄の音、それに調和するかすかな鈴の音は、なんとも懐かしいものです。日本からはとうに消えてしまった音です。日本の馬力と比較すると、馬そのものも少し小さく、荷台も2輪で、全体に一回り小振りです。積荷は不思議と何時も藁のようなものですが、うず高く積み上げ、馭者はその中に埋まっています。マンダレーにもいろいろな音が存在しますが、私の耳に心地よいのはこれだけで、あとは皆騒音の類としかいいようがないのです。

 何処の誰が鳴らしているのか、ボリュームいっぱいの音楽が今も聞こえています。客寄せのためかサービスか、単なる賑やかしのためか目的はよく分りませんが、日本だとさしずめ夏の海水浴場、冬のスキー場でこういう場面にぶつかります。日曜などは早朝からやっていますのでとてもたまりません。どんな基準で音を出しているのか分りませんが、毎日欠かさずということでもないのがせめてもの慰めです。一般的にいってミャンマー人は音楽好きで一人でいる時など、こちらが驚くほどの大声で何かを口ずさんでいます。

 ミャンマーの仏教は上座仏教で、庶民の間にも熱心な信者が大勢います。カレンダーにも仏教に関わる物日がたくさん印されています。これらの日は、朝暗いうちからお坊さんによる読経の声が、これまたボリュームいっぱいで流されます。外国人である私には何を言っているのか分りませんが、聞くところによるとパーリー語なので、ミャンマー人にもよく分らないそうです。この辺は日本と同じですね。日が暮れると何時の間にか終わっています。ゴールデン・ロックで有名なチャイティーヨに行った時のことですが、10人ぐらいのお坊さんが交代でマイクの前に座り、24時間ぶっ通しでやっているのを目撃しました。マンダレーの場合、テープなのかどうかは知りませんがご苦労なことです。

 自動車のクラクション、これも凄いです。マンダレーはヤンゴンに較べると自動車の数はぐっと少ないのですが、トラックが多いせいか、けたたましい耳をつんざくような音は神経を刺激します。日本では車の増加とともに、何時の間にかクラクション騒音がなくなったのと好対照です。交通ルールが確立されていないので、先行車に対し、道路脇の歩行者に対し、遠くの方からのべつ幕無しに鳴らしています。

 夜がまた大変です。これは場所が特定されていて、マンダレー全体というわけではないようです。私の寮は広いキャンパスの外れにあり、塀を隔てて一般道路が走っています。道路を挟んだ向かい側に女子学生が10人ぐらい居住している下宿屋のようなものがあります。ここに男子学生が毎晩集まり、ギターの伴奏で大合唱を演じます。この界隈には、大学エリアということもあり、そこここに民間の経営する女子学生の寮というか下宿のようなものが散在しています。これらを巡回する男子学生のグループができていて夜中の3時過ぎまで大騒ぎをします。女性の家の前に男性が集まり一晩中唄い続けるなど、なんともロマンチックな話ですが、21世紀も間近いこの時期にはいささか時代遅れで、間の抜けた感じは否めません。人数は10人以下で、ギターの他にバイオリンを持ち込んでいるグループもあります。すばらしい合唱もないわけではありませんが、怒鳴っているだけというのが大半です。

 音に対して実に寛容なミャンマー社会。この他にも手押し車の物売りが奏でる大音響等等・・・・。ミャンマー人は、外国人にとっては騒音としかいいようのないこれらの音を生活のリズムとしてたくましく生きています。これも異文化体験の妙と受け止め、専ら馴れることに努めています。

(C) 鈴木 芳雄