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西垣 充のエッセイEssay by Nishigaki Mitsuru

ミャンマーの視覚障害者が働く医療マッサージ店「GENKY」の概略

by 西垣 充

GENKYクリニックについて
2009年5月10日現在

GENKYクリニックの概略
2009年4月1日にオープン。従業員数20名。うち視覚障害者の施術スタッフ9名。

GENKYクリニックの設立趣旨
1.ミャンマー全国に住む視覚障害者の方々の就業機会創出

2.ミャンマー全国に住む視覚障害者の方々の独立支援

3.ミャンマー全国に住む方々への健康支援

4.ミャンマー全国に住む方々と視覚障害者の方々の相互理解と交流

5.日本の方々とミャンマーの視覚障害者の方々との相互理解と交流

GENKYクリニックの運営形態
ミャンマー社会福祉省及び社会福祉省直轄国立盲学校の協力により、国内唯一の社会福祉省公認で視覚障害者が自立するための訓練治療院を運営。施術師全員は盲学校にてマッサージを勉強した視覚障害者、クリニックスタッフには地方の孤児や経済的に厳しくヤンゴン近郊の寺小屋で幼い頃から住み込み勉強していた若者達や貧しいながらも大学に通う大学生など。
視覚障害者、寺小屋からのスタッフについてはGENKYで寮を用意。
設立のきっかけ
ヤンゴン盲学校のマッサージ施設を訪問した際、施術者の技術と要望から設立を思い立ち、盲学校が旧日本軍司令部跡地との関連性もあることから設立を決意。
今後の展開
ミャンマーにおける視覚障害者は30〜40万人以上いると言われているが政府の支援はほとんどない。(日本における視覚障害者約30万人、うち就業者10万人。6万人がマッサージ店を開業)

国内の盲学校は国立盲学校が3校、僧院の仏教系とキリスト教系などが運営する民間校が5校。国内NGOはキリスト教系の2つのみ。海外からの援助の多くはキリスト教系の団体経由のようだが代表が米国在住で、仏教主流のミャンマーでは活動が難しいようである。ミャンマー政府社会福祉省の協力のもとミャンマー盲人協会を立ち上げ(申請中)、経済的自立支援及び訓練センター、村に残された視覚障害者の支援、音楽大会などイベント開催活動などミャンマーにおける視覚障害者支援を全国的に広範囲で行う予定。GENKYクリニックは健常者との接点となり、この盲人協会の運営費捻出機関とする。また、視覚障害者自身が独立する際は最大の障害となっている資金面と経営面、許可面を全面的にサポートし独立支援をサポート。

「視覚障害者として生まれてきて、もしくは視覚障害者になってしまったが、生きていててよかった」と視覚障害者が思える環境を作ることがGENKYの使命。従来型の視覚障害者が働く店に来てください。というスタンスではなく、技術力と経営力をもった店に視覚障害者が働いていた。というスタンスを目指すため、既存店との圧倒的な技術力の差をつけるべく、日本から技術者を派遣してもらうため支援協力者募集中。
目標将来像
GENKYもしくは訓練学校でマッサージ技術習得した視覚障害者の方が地元等に戻り開業。成功を収めることにより視覚障害者の経済的自立のみならず、利用者を中心に視覚障害者への理解促進及び社会的地位を確保。また音楽イベントなども活用し差別等により引きこもりになっている視覚障害者の方々に対し正常な社会生活が送れるような環境、互助システムを構築。また知られざる視覚障害者の方々の実態生活の知識が健常者のアイデンティティ形成の一助となる。

SAKURA TOWER 5F に GENKYクリニック2号店 2009年6月2日オープン予定!
©西垣 充

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