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Essay by Nishigaki Mitsuru          
西垣 充のエッセイ
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14 ミャンマーの視覚障害者が働く医療マッサージ店「GENKY」の概略 2009/5/03
13 「GENKY」 視覚障害者が働く医療マッサージ店開店 2009/3/24
12 ガパリビーチを楽しむ 2004/4/22
11 グエサウンビーチ紀行 2004/3/30
10 ミャンマーで働くことを選んだ本当の理由 後編 2004/2/25
9 ミャンマーで働くことを選んだ本当の理由 中編 2004/2/25
8 ミャンマーで働くことを選んだ本当の理由 前編 2004/2/25
7 障害を乗り越えて 2003/1/12
6 過熱・ヤンゴン塾戦争- 2000/5/27
5 映画関係者が集まる喫茶店 2000/5/27
4 街角インタビュー --ティンジャンをどう過ごしましたか?-- 2000/4/27
3 働く人たち --サイカー編-- 2000/3/13
2 ヤンゴンで映画を見る 2000/2/20
1 はじめに 2000/2/20
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2004/10/15
ミャンマーエステ/マッサージ体験記-エロス編

2004/7/8
ミャンマーエステ/マッサージ体験記-L'ESPACE編

2004/6/17
ある日本軍兵士の慰霊碑

2004/4/22
ガパリビーチを楽しむ

2004/3/30
グエサウンビーチ紀行

2004/2/25
ミャンマーで働くことを選んだ理由 中編

2004/2/25
ミャンマーで働くことを選んだ理由 前編

2004/1/5
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2003/4/16
ザップエ

2003/2/9
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2003/2/3
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2003/2/1
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2003/1/16
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2003/1/12
障害を乗り越えて

2002/12/31
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2002/12/16
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2001/10/11
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2001/10/9
象の足

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ヤンゴンで映画を見る
by 西垣 充

 私達夫婦(昨年4月に結婚し現在2人で生活している新婚ホヤホヤです。)が、休日を過ごす方法のひとつに映画を見る。というのがあります。
 娯楽施設に乏しいヤンゴンでは、ミャンマー人も映画によく行くようです。理由は映画を見るということもありますが、冷房に当たれる。とか、暗闇なので周りを気にせず、カップルでいちゃつける。とかも大きな理由のようです。また、どこかの国と同じように、仕事をサボってくつろげる場所として、映画館に行っているようです。どうも弊社営業社員もその一人のようです。

外ではダフ屋がチケットを販売しています

 ヤンゴンの映画館ではミャンマー映画、アメリカ映画、インド映画等が上映されています。最新版もたまに上映されます。先日はアメリカ映画の[THE MUMMY]という映画が上映されていて、これを見にいきました。この映画が日本でいつ上映されたか知りませんが、この映画を見に行くという我々の行動を例に、説明したいと思います。
 まず、現地の新聞にヤンゴンで有名な映画館の広告が出ていますので、これでチェックします。ヤンゴン市内で映画館は約10件程ありますが、最新映画はほとんど有名な映画館で上映されているようです。その有名な映画館の一つで、我々が見た映画館はダウンタウンのトレーダースホテルの向かいにある [NAY PYI TAW]という名前の映画館。
 料金は全席指定席で一階最前列から2列目までが100チャット、そこから5列目までが150チャット。それ以降が200チャット。二階の両側が250チャット、二階正面が300チャット。二階の最後列のみが特別なイスになっており400チャットです。

 この最後列は特別なイスですがあまり座り心地はよくありません。2名1セットの席で隣とは隔たりがあり木で遮断されており、さらに最後列ですので、周りからこの二人は意識的に見ようとしない限り見られません。まさしくカップル専用席みたいなもので、金持ちそうなカップルが多く座っています。
 悪趣味ですが、彼らを見るのも面白いです。我々が見ているのも知らず、カップルでいちゃついていて、大胆にもキスするカップルもいます。でもたまに、男同士が二人で手をつないで映画を見ている姿もあり、色々想像を駆り立てます。
 込み合う時間帯の場合、ダフ屋が出てチケットを販売しています。通常は50チャット割増ぐらいで販売しています。

 この映画の上映時間は10時、12時半、15時半、18時40分、21時30分で、上映期間は2月3日から17日まででした。
 映画館に入れば、懐中電灯を持った従業員がいて、チケットを見せれば座席まで案内してくれます。先程書きましたが、全席指定席で、改装して間もない映画館ですのでかなりきれいでエアコンも効いています。
 さて、席について映画が始まるまでは、日本やアメリカでいえばポップコーンを食べる時間。ここミャンマーでは「ひまわりの種」を食べまくります。もちろん種の皮は下にそのまま捨てます。映画が終われば一面ひまわりの種のくずだらけになっています。
 時間がきて、照明が落ち、さあ映画が始まるのか。と思いきや、急に皆が席を立ち上がります。そう、国歌斉唱です。といっても、ちょっと立ち上がるだけで、歌がすべて終わるまで立っている人はいません。
 国歌斉唱が終わると、次に企業のCMが入り、その後次回映画の予告編が始まります。この予告編がとてつもなく長い。いわゆる浜村 淳の映画紹介みたいなものです。(関西の人はわかってもらえると思います)
 これが終わるとやっと本編の映画が始まります。といっても始まってからでもミャンマーの人々は容赦なく入場してきます。また食べつづけています。結構騒がしいです。
 ところで、映画には字幕が入りません。これはインド映画でも中国映画でも同じです。ですので、例えば言葉でのギャグでは皆反応せず、一部の人が笑います。私もこの一部の人には入れません。言葉がわからなくても笑えるものには皆反応を示します。ですので、映画は言葉がわからなくても比較的理解できるアクションものが主体になって輸入されてきているようです。この傾向は、ちまたにあるレンタルビデオ屋のビデオも同じです。
 映画が終われば、その瞬間に皆が帰ります。まさしく本編が終わった瞬間です。終わった後、俳優などが書かれた文字がでてきますが、それを見る人は一人としていません。というか、それは最後まで上映されません。ほんとうに彼らの素早さには頭が下がります。こちらで何度かロックコンサートに行きましたが(実際企画もしましたが)、最後の曲の演奏中に皆帰りかけます。最後の曲が終われば半分はすでに帰っています。歌ってる人は歌いにくいやろうなあ。といつも思います。当然コンサートにアンコールというものは存在しません。
 とにかく、映画も終わればすぐ退散。というのが基本原則です。

 機会があれば皆さんもヤンゴンで映画をご覧になったらどうですか?

(C) 西垣 充