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木村 健一のエッセイEssay by Kimura Kenichi


人と車があふれるDOWNTOWN

by 木村 健一

 早いものでヤンゴンに住み出して2年が過ぎようとしている。
この間、3,4回数人の物好きな友人が日本から遊びに来てくれた。まず、ヤンゴン市内に車があきれる程多いのに驚いていた。隣国タイのバンコク程ではないが、時々渋滞になる事すらある。特に英語でDOWNTOWNと呼ばれる地区は、人、ビル、車が密集し、そのDOWNTOWNの中でも、中国系の人達が多い正式名称ではないがチャイナタウンは、毎日信じられない程の人と物であふれかえっている。その汚いうるさい喧嘩と騒音のチャイナタウンに住んでいる。
 最初の頃はいわゆるカルチャーショックというやつで、毎日驚いたり呆れる事の連続だったが、すべての事柄をひとつひとつ日本と比べていることに気付き、ある時から異国なのだ。違って当たり前と割り切ると急にミャンマーという国がより愛すべき国になった。
道路やビルがメチャメチャ汚い。そんな事も平気になる。よく洗ってないフォークやスプーンもポイ捨てのゴミも気にならない。
友人が面白がったのが、道端の喫茶店。日本にある美しい清潔な喫茶店を想像してもらっては困る。イスは風呂で身体を洗うときに使う高さ20cmばかりのプラスティックの丸イス。テーブルも当然将棋盤のように小さくて低い台。
 一杯30チャット(約10円、もっと安いのもある)のコーヒーでウワサ好きの男共が一日中座り込んでは、何やら話し込んでいる。
この国の人の超ウワサ好きの話題はまた別の回で述べる。

 TAXIは他の乗り物と比べると特別高い。DOWNTOWN内の移動で200チャット(約70円)と言われる。当然メーターは無いので交渉次第。外国人には2倍3倍とふっかけてくるので、絶対負けないように、心して交渉に当たる。これも始めは疲れていたが、ひとつのゲームとして楽しめるようになった。
怒ったら負け。ここは仏教の国である。
バスは市内くまなく走っているが方向音痴の身には、路線も番号も全部判っていないが、荷台を改造した小型のトラックバスで5チャット、オンボロ中古バスで10チャット、AIRCONと大きく書かれた日本製中古バスで20チャット(約7円)である。近頃聞いた話では、黒煙を吐きながら縦横無尽に走るそれらのバスがすべて個人営業なのだそうだ。
 しかし、座るまでは我先に乗り込む姿は日本と同じだが、いち早く座れた人が立っている人の荷物をすぐに持ってくれたり、女性や老人をさりげなく労わったり、心安らむ光景もよく目にする。
 圧巻はやはりトラックバスの後方に鈴なりにぶら下がって乗っている人達だろう。田舎にいくと屋根に荷物と一緒に乗っている人もいる。よく落ちないものだと感心してしまうが、まだ実行する勇気はない。
 この間乗ったバスは、何と故郷福岡の西鉄バスの中古だった。車中の広告もそのままで、何でミャンマーにと驚くやら懐かしいやらで、ひとりで笑ってしまった。
 友人が「ミャンマーに日本の車検制度を持ち込んだら99%車はアウトだろうネ」と言っていた。しかし、日本で廃車寸前の車でも、こちらではまだまだ現役。あと10年以上は使うだろう。とにかく修理して修理して動くうちは徹底的に使う。それは車に限らない。およそ機械という機械、道具という道具は最後まで使いきる。ポイ捨て、使い捨ての横行している「もったいない」という発想をなくした国から見ると、国中全体がリサイクルのようなこの国、捨てたものじゃない。と思う。

*人や車が密集するチャイナタウンに住んでいるが、恐い思いや危険を感じた事は一度もない。

© 木村 健一

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